オジさんの科学

オジさんがオモシロそうだと思った科学ネタを、勝手にお裾分けします。

オジさんの科学 新春特別号 運試し ヘビクイズ 解答編

あけましておめでとうございます

ヘビクイズの答えです。

第1問 ①穴を掘って暮らす生活に適応したから

元々は4本の脚があったヘビは、トカゲの先祖から分かれて進化しました。脚が失われた訳として、陸に穴を掘ってすむようになる過程で失ったという説と、海で泳ぐためにこの形質を進化させたという説が有力でした。近年の新たな化石の分析や遺伝子解析によると、前者の可能性が大きいと考えられています。

地面を掘って住処としていたヘビが移動するには、手足は邪魔になります。そのため、細長い体に変化したと考えられています。地中の生活に適応してまぶたもなくなりました。

 

第2問 ①6500万年前の恐怖から

人間を含む霊長類(サル)の祖先は、6500万年前には樹上で生活していました。当時、樹上のサルを捕食できるのは、ワシやタカの猛禽類とネコ科の動物、そしてヘビでした。さらに30メートルを超える枝の生い茂った場所まで近づけるのはヘビだけだったと考えられます。

そのため、サルはヘビをすばやく見つける必要がありました。脳内でヘビに敏感に反応する領域が発達し、すぐに恐怖を感じ対応できるよう進化したと考えられます。この進化は「ヘビ検出理論」と呼ばれています。これは、名古屋大学の実験でも確認されています。

 

第3問 ③ 先に動いた方が不利になるから

京都大学の研究グループによると、「後手に回って行動することが有利となる」そうです。

カエルは、いったん跳んでしまうと、空中で進路変更ができなくなります。そのため着地までの動きが読まれてしまいます。一方ヘビも、咬みつくために体を伸ばすと、それを再び曲げてからでないと移動できません。その間にカエルに逃げられてしまいます。そのため、どちらも相手が動くのを待ち、膠着状態に陥るそうです。

 

第4問 ② 赤外線を感じることができる

ガラガラヘビ、ボア、ニシキヘビなどのヘビには、目と鼻の間に「ピット器官」と呼ばれるセンサーがあり、周囲の微弱な赤外線放射、つまり熱を感知することができます。暗視スコープを搭載したヘビは、暗闇でも狩りができるのです。

ピット器官は非常に高感度で、真っ暗闇の中で約40cm離れた動物を0.5秒足らずで検知するそうです。

 

第5問 ③ 約7.7m

ギネス認定記録の世界最大のヘビは、体長7.67m、体重136kgのアミメニシキヘビ。メデューサと名付けられ、アメリカのカンザスシティにある娯楽施設「ジ・エッジ・オブ・ヘル」で飼育されています。

サッカーゴールの幅は7.32mなので、それより長いことになります。

しかし、かつてはもっと大きなヘビがいたようです。6000万年前の熱帯雨林をはい回っていた「ティタノボア・セレホネンシス」は、少なくとも体長13m、体重1135kgはあったようです。約4700万年前に存在したインドの古代ヘビの体長は、最高で約15メートルあったと推定されています。