オジさんの科学

オジさんがオモシロそうだと思った科学ネタを、勝手にお裾分けします。

下手は伝染(うつ)るんです

オジさんの科学vol.030 2018年6月号

(2018年6月に配信した文章を、2020年3月に微修正しアーカイブしました)

 

 上手い人と一緒にゴルフすると、いいスコアが出ると言われる。ボクにも経験がある。上手い人たちは林の中でのボール探しやOBの打ち直しが少なく、リズムよく回れるから。上手い人たちに迷惑をかけちゃいけないからと、丁寧にラウンドするから。等々の理由が挙げられる。
 一方で下手の横好きのオジさん同士だと、いつまでたっても上達しない。
 オジさんたちの間に流行っているゴルフ下手菌の正体を解明しようと調べてみた。

続きを読む

ミートテックを愛用する方々に、ジャストミートする諸研究

オジさんの科学vol.029 2018年5月号

(2018年5月に配信した文章を、2020年3月に微修正しアーカイブしました)

f:id:ya-sone:20200316115048p:plain


 ヒートテックは、ユニクロ東レが共同開発した保温性に優れる下着です。

 ある先輩は、自分の脂肪を「ミートテック(MT)」と命名しました。MT愛用者にとってこれからの季節は、どこでもサウナだそうです。

 最近、相次いでMT愛用者に関連する研究結果が発表されました。

 

 

続きを読む

ネコの人工血液が出来たんだニャ~。

f:id:ya-sone:20200308144359j:plain


オジさんの科学vol.028 2018年4月号

(この文章は、2018年4月に配信したもの2020年3月に微修正したものです)

 

  安倍ちゃんと加計君のおかげで「獣医学科」に注目が集まっている。全国の獣医さんはどう思っているのだろうか。

 先月、獣医さんたちが喜んだに違いない発表が、中央大学JAXA宇宙航空研究開発機構)からあった。

 中央大学理工学部の小松教授の研究チームが、「ネコの人工血液」の合成に成功したというニュースだ。

続きを読む

おイヌさまさまなのだ。

 オジさんの科学vol.027 2018年3月号

(2018年3月に配信した文章を微修正し、2020年2月にHPにアップしました)

 

f:id:ya-sone:20200229093237j:plain 小学生の時に、リリーというスピッツの雑種を飼っていた。今の家には、10年前までチワワの光ちゃんがいた。現在は、光ちゃんに育てられたサビ猫の小鈴がだけだ。

 以前、ネコの話を取り上げた。このへんでイヌの話も書いておきたい。

 

 イヌが担う役割は、他の動物と比べて圧倒的に多い。番犬、猟犬、牧羊犬、警察犬、災害救助犬盲導犬聴導犬介助犬、軍用犬、麻薬探知犬白戸家のお父さん。  

 これだけ「仕事」を持っている動物はイヌだけだ。ネコの「駅長さん」は、切符を切ったりしない。  

続きを読む

インフルエンザは、なぜ流行(はや)る?

オジさんの科学vol.026 2018年2月号(2018年2月に配信した文章を、微修正し2020年2月にアーカイブしました)

 

 今年もオジさんの周りでは、インフルエンザが流行っている。まるでインフルエンザブームだ。猫も杓子もインフル。「先週20階でも、ついにインフルが出た」「昨日の打合せで目の前にいた宮本君が、インフルで倒れた」と挨拶代わりに交わす。そして「流行」と言われるようになる。普段は、ファッションとか音楽に関して使われる言葉だ。

 これほど何気なく「流行る」と語られる病気は他にはない。「流行性感冒」とも呼ばれる。 
 誰もが知ってるインフルエンザ。ヒトは6歳までにほぼ100%感染すると言われる。何故にこんなに流行るのか、調べてみた。

 

f:id:ya-sone:20200216111002j:plain

続きを読む

13%の不運!

オジさんの科学vol.025 2018年1月号

(2018年1月に配信した文章を微修正し、2020年2月にアーカイブしました)

 

 キタサンブラックが引退した。生涯獲得賞金第一位、G1最多勝、最終戦有馬記念に優勝。と、競馬をやらないオジさんでも知っている。
 絶頂期に引退するのはスターの条件とも言える。紅白の安室ちゃんは、かっこよかったなぁ。惜しまれながら去るってことが大事なんだよね。
 ジェームズ・ディーン尾崎豊のように、不慮の事故や突然の死によって映画やCDの中でしか会えなくなったスターは伝説となる。かつて世界に君臨し、突然絶滅した恐竜も古生物界の大スターだ。

 

 6600万年前のその日、空から恐怖の大王が降ってきた。大王さまの正体は小惑星。直径10km程度と考えられている。衝突速度は約20km/秒。衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍。衝突地点付近で発生した地震の規模はマグニチュード11以上、3.11の大地震の1000倍にもなる。生じた津波は高さ約300mと推定される。スカイツリーの展望デッキの足元を波が洗う。
 大王さま降臨の地は、ユカタン半島に極近いメキシコ湾だ。現在チュクシュルーブクレーターと名付けられている。直径が160~180kmもあり、世界最大級と言われる。
 そして恐竜には、博物館の骨の標本や映画のCGでしかお目にかかれなくなった。

f:id:ya-sone:20200208113917j:plain

続きを読む

ヒートショックで身体を守る

 


 オジさんの科学vol.024 2017年12月号

(2017年12月に配信した文章を、2020年2月に微修正しアーカイブしました)

 

 寒さに弱いオジさんにとって「ヒートテック」の下着は冬の必需品だ。そこから、何の関係もない「『ヒートショック』プロテインHSP)」の紹介を思いつきました。

熱ショックタンパク質とも言われます。

 

f:id:ya-sone:20200202115056j:plain

続きを読む